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06月25日

仲介手数料の下限が198,000円から330,000円に変更になりました。

仲介手数料の下限が198,000円から330,000円に変更になりました。


低廉な空き家等の売買の仲介の場合、売主や買主の承諾があれば、最低価格800万円として仲介手数料を請求してもいいという内容です。

令和6年7月1日よりこれが適用されます。低廉な空き家等という書き方が、非常に分かりずらいですよね?この解釈は国交省のHPに載っていたので、ご紹介させていただきます。

黄色のマーカーにもあるように、使用の状態は問わないとあるので、空き家でも居住中でも売地でもなんでも800万で計算していいですよってことです。

低廉な空き家等を低額な土地や建物と言ってくれれば、誰でもりかいできるのですけどね。

ちなみに令和6年6月30日までは、400万円だったので、最低仲介料が198,000円だったのですが、これが7月より330,000円に上がったという事です。

不動産屋の仕事って紙と鉛筆だけだからそんなにいらないだろうって思われるかもしれませんが、広告宣伝費や役所調査費用、現地調査費用など完璧な状態にしてから契約しないと損害賠償請求されてしまいますから、実は幸手市のような土地価格が安い地域では経費倒れになることもとても多くあります。

ですので、低額な仲介料だと断る業者も出てきまして、全国の空き家問題を解決するためには、不動産業者が動けるようにしないと解決しないんです。

土地家屋調査士や司法書士、弁護士、税理士と協力しながら、諸問題を解決し売却できるように問題整理したりします。

この音頭取りが不動産業者なんです。

私も過去に経験がありますが、80万円の土地建物の売買で仲介手数料44,000円という仕事を受けたことがあります。

売却まで約1年間かかり、調査費などの支出だけでもほぼトントンで人件費などは一切出なかったと記憶しています。

幸手市ならまだいいですが、これが地方の山の中になると、不動産価値0円というものもあります。地元業者もだれも手だしできない物件が数多くあるのが現状です。

地方に行くと土地の広さが数千㎡もざらにありますので、その境界を調べるだけでも一苦労です。測量士に頼んだら50万~100万位普通にかかってしまいます。

売却するのに数百万かかるのだから、放置空き家や放置空き地があるのですけどね。

最近0円物件を中心に取り扱っている不動産のサイトもありますし、成約しているのも多そうです。こういうところも利用してみるのもいいかもしれませんね!